「母の日」は、感謝とともに“これから”を話すチャンス

今年(2025年)の5月11日は「母の日」。お母さんへの感謝の気持ちを伝える日です。でも実は、このタイミングこそ、これからの人生について一緒に考える絶好の機会でもあります。
親子の会話が自然と増える「母の日」は、終活(しゅうかつ)や将来の相続について話すきっかけにぴったりなのです。
「終活」って、どんなこと?ネガティブじゃなく“愛ある準備”
「終活=死の準備」と考える方もまだまだ多いですが、実際は違います。
終活とは、自分の想いや希望を家族に伝えること。
そして、愛する家族に迷惑をかけず、安心して人生のエンディングを迎えるための前向きな準備なのです。
たとえば:
- 今後の生活や介護についての希望
- 大切な思い出や大事な価値観
- 財産の整理、相続についての希望
- エンディングノートの記入
こうしたことを少しずつ共有することで、家族の絆がより深まるのではと私は思います。
親世代が終活に踏み出せない理由と、子どもからの一言の力
多くの高齢者が「終活はまだ早い」と思いがち。でも、「お母さんが元気な今だからこそ、ちゃんと聞いておきたい」と子どもから伝えると、親の気持ちも変わることがあります。
母の日に渡すプレゼントのひとつとして、エンディングノートを贈るのも一つの方法です。
山梨県内でも、近年は「終活セミナー」や「相続相談会」などに親子で参加する家庭も増えています。
【実際にどう始める?】母の日から始める、やさしい終活のステップ
1. プレゼントとしてエンディングノートを渡してみる
無理に書かせるのではなく、「最近エンディングノートについて知って、私も書いてるんだ」と一緒に始めるのが良いでしょう。
2. 思い出話から自然に将来の話へ
アルバムや昔の写真を見ながら、「どんな時が一番楽しかった? これまでの一番の思い出は?」など会話を広げると自然です。
3. かかりつけ医・介護の希望を聞いておく
何かあった時、いざという時にも慌てないためにも、医療や介護の希望を早めに共有しておくのが良いでしょう。
「終活」と「相続」への備え
最近では、山梨県内の自治体でエンディングノートの配布を行う場合があります。
エンディングノートは自治体で配るものや民間でダウンロードや購入できるものなど様々な種類があります。
お母さまにプレゼントする際はどのような情報を記載してほしいか?どのようなデザインが好みか?など考えて選びましょう。
山梨県にて地域密着で活動する「あんしん相続支援協会」でも、終活の個別相談を受け付けています。
専門家に相談することで、専門的なアドバイスや親子だけでは話しにくい内容も安心して整理できます。
まとめ:「母の日」に贈るのは、感謝と“安心”
母の日は、いつも頑張ってくれているお母さんに感謝を伝える日。
でも、“これからも安心して暮らしてほしい”という想いも一緒に伝えてみませんか?
終活は、重く縁起の悪い話ではありません。
未来の不安を軽くして、親子の絆を深めることに繋がります。
母の日のプレゼントに、「感謝の気持ち」と「これからどんな老後を過ごしていきたいのか?」などの会話を添えてみてください。
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